菅平湿原と菅平ダム

  菅平の地形
 菅平高原は、旧四阿あずまや火山の南斜面に広がる大草原である。旧火山の火口壁の一部である四阿山あずまやさん(2354m)根子岳ねこだけ(2207m)を最高峰として、そこから海抜1200mの裾野末端までの、緩く西へ傾斜する草原性の高原と、その溶岩流の末端にせき止められてできた、西部の湿原性高原からとなっている。     菅平高原自然館資料

  菅平ダ  河川名:信濃川水系神川
 全国有数の降水量の少雨地域である上田・小県地方のかんがい用水の確保を主目的とした神川総合開発事業(かんがい、上水道、発電)のために建設された利水ダム。   
 かんがい:1265ha 上水道:30000m³/日 発電:5400kw
              長野県企業局資料

四阿山と根子岳から幾筋かの沢が流れ下り、高原野菜の畑を潤して湿原に入り、さらに菅平湖に注がれる
菅平高原自然館   2025/6/7訪問
岩石・土器・石器・化石・鳥と獣の剥製・
昆虫などの標本が展示されていた
菅平の情景を詠んだ万葉集(東歌3352)
信濃なる すがの荒野に ほととぎす
なく声きけば 時過ぎにけり
木道とミズバショウの葉 訪れた6月7日は
花の端境期でズミ、ハナヒョウタンボク、
カンボクなどの花が終わっていた
外周道路横からはオオヨシキリとカッコウ
の鳴き声が盛んだったが、ホトトギスの鳴き声
は聞こえなかった
ヒレハリソウ(コンフリー)(ムラサキ科)ニリンソウ(キンポウゲ科)
サワオグルマ(キク科)コンロンソウ(アブラナ科)
湿原を流れるきれいな水路
澄んだ水が流れているが、トンボは減少
していると言う、農薬の影響?
湿原はヨシとカサスゲが優占する姿に変わった湿原はカサスゲとヨシが優占する姿に変わった
ハンノキの群落が増えているクロミサンザシ(バラ科)
分布は北海道、サハリン
近年土砂の流入により湿原の陸化が進み、
樹木が進出してきた
自然館横に植栽されていたツキヌキソウ
日本では長野県のみで県の天然記念物に指定
エゾサンザシ(バラ科)
国:絶滅危惧Ⅱ類
県:絶滅危惧ⅠA類
カラフトイバラ(バラ科)
県:絶滅危惧Ⅱ類
ハナヒョウタンボク
(スイカズラ科)
国・県:絶滅危惧種Ⅱ類
 菅平ダム横の看板 一部加筆
2024年11月に訪ねた際はダム湖は水が
抜かれた状態だった、減勢工事のため
減勢工事は小水力発電所を新たに設置する
ため、ダムの外側右岸で行われていた
2025/08/31 減勢工事完了後のダム湖
菅平ダムと湖 ダムカードより

菅平高原は「ラグビー夏の聖地」といわれ、高原の中心から半径5km以内に100面以上
のラグビーグランドがあり、コロナ禍前は夏の間だけで800チーム以上が合宿をした 
                       みきしの より 2025/08/31訪問 

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